2023年 地球の旅
「お姉さん鞄イカツイっすね〜それどこで買うたん?今日帰ってきたん?ITMって何?」
2023年12月30日22時30分、Amazon原産の虎ワッペンを貼り付けたキャリーバッグを引いて伊丹空港(ITM)から難波に到着。そうか、年の瀬に大阪で虎転がしてたらそりゃ帰って来た人だよなぁ。
飛行機33本、新幹線と特急16本、夜行バス10本、主要な部分の総移動距離約4万1000km(※それぞれめせもあ関係のみカウント)。
この一年北海道の片隅のわたしと北海道が生んだしゃかりきアイドルを結びつづけてくれた、地球一周分の安全運行に感謝します。地球は小さくて日本は大きいな。きっとこんな飛び回る年もうないや〜
ここで激動の一年を振り返って涙なしには読めないエモい名文をこの世に放ち世間を感動と興奮の渦に巻き込
みたいところですがノーベル文学賞は春樹に譲ってあげたいので駆け足でさらっといくよ〜
1月
めせもあカウントダウンコンサート22→23in大阪
伊丹空港から函館空港に帰ろうとして空港でチケット開いたら「関空→新千歳」と書いており出発も到着も間違えて買うという大やらかしをしていたものの、カウンターに泣きついたらほぼ同じ時間帯の伊丹→新千歳に替えてもらえてなぜか100円返ってきた。さっき大阪でバイバイした道民オタクと新千歳で合流して海鮮丼と温泉エンジョイした。36号線経由してわが町に帰ったよ。
まじで幸先のいいスタートだと思う。
2月
小学校の友達と十何年ぶりに連絡とっていっしょにすみだ水族館行った!推しが遊びに来ていたすみだ水族館!
こんな久しぶりの再会で推しの聖地巡礼に付き合わせて「今回推しの現場で東京来てて、あ、これ推しグル、MeseMoa.のCDあげる、でもどうせ聞かないでしょ?YouTubeのURLいま送ったから、メンカラ茶色・野崎弁当をよろしく、あとこれはわたしが去年デザインして売ってたクリスマスカード」って畳み掛けてたら「相変わらずでめちゃくちゃ安心したわ」と褒められた。
友達も小学生のときの将来の夢叶えてて感激しちゃった。今度いっしょに遊びにいくところもう決めてるんだけどいかんせんわたしがゆっくり一ヶ所に滞在してないから日程合わん。えーん
その他の出来事
・はじめてジョナサン行った!
・はじめてバーミヤン行った!
・はじめて鳥貴族行った!
3月
見上げた急斜面の客席にぽぽぽぽってカラフルな光が詰まってるのが港町みたいだなと思った。
人の夢が叶う瞬間に立ち会うって人生でなかなかないよね。あの空間にいた全員が、自分のこと以上に9人の幸せを願っていた。
めせもあが武道館決定を運営からのサプライズではなく自分たちで決意して自分たちで発表したとき、とてもめせもあらしいなぁと思った。その一方で、この武道館で9ヶ月後(!)の横浜アリーナ公演がサプライズ発表されて、周囲の愛が本人たちの予想も超えた大きなステージへと彼らを押し上げるのもまためせもあらしいなと思った。
武道館、めちゃ楽しかったな〜〜〜〜
4月
「相思相愛っていうのはどの辺で感じたの?」
2023年4月27日に開催された野崎さん聖誕祭。の直後4月29日にあったオンライン特典会で聖誕の感想を話したら、聞き返されてしまった。
「感想に対する感想」を聞くのが恥ずかしいから、わたしはいつも推しに相槌の隙も与えないくらい一方的に感想をぶつける。それでも隙ができてしまったときのために、箇条書きの最後は比較的ライトな話題にして核心のところは振り返られないようにしてる。
なのに聞き返されてしまった、「①茶推しと野崎さんの相思相愛を感じた」。
え〜〜なんで〜〜③で眼鏡姿めちゃかっこよかったとか言ったじゃん〜〜〜①のことはもう忘れててよ〜〜〜〜
4月27日のYTJホール、野崎さんのステージを見ながら思ったことが大きく2つある。
・野崎さんこの聖誕の準備中、オタクの顔を思い浮かべただろうな
・私たちって推しからすごく信頼されてるんだな
2023年の聖誕は
「ソロ曲『この先36号線』は1部2部両方歌う」
「これまで野崎弁当が作詞した楽曲全部歌う」
「昔の踊ってみた楽曲」
と事前に明かされていたので、言ってしまえばやることほぼ全てネタバレしていた。もちろん他グループへの提供曲『ジャンプ!!』『ドレスコードを笑って』は完全初披露だし、めせもあの曲『オペラグラス』は1人でのパフォーマンスは初めてということになるんだけれど、でも「オール新作!見たことない野崎弁当!こんなこともできます!!」だった2022年の聖誕祭とはそもそも方向性が違っていた。全ての楽曲が「一回すでに野崎さん一人と結びつけて感想を抱いたことのある楽曲」である。
野崎さん、この聖誕の準備しながら、茶推しから感想聞いた時間を思い出しただろうな。自分がこの一年いっぱい感想を抱いたからそう思うのかもしれない。言えたり言えなかったりしたたくさんの感想に対する返答が、対話が、この日のステージにあった。野崎さんと茶推しがいっしょにたどり着いた一日なんだ。オタクの思い上がりだっていいよ、思い上がらせてくれてありがとうしゃかりきアイドル。なんというか、野崎弁当大感謝祭だ。てか野崎さん茶推しのことだいぶ好きでしょ。
作詞した楽曲以外で披露したのがソロ曲『サターンズリング』と、センターでもなけりゃ歌割りも多くはないのにその存在感(まろやかな表現)でこの曲といえば野崎弁当・野崎弁当といえばこの曲と化している『アラビアンラプソディー』。
「これが見たいんでしょ?やれやれまったく😮💨」
「\イヨッ!待ってました!!/」
言葉にせずとも伝わるこの会話、みんなが積み重ねた感想の結晶だよ。
懐かし踊ってみた1部は『恋愛サーキュレーション』。クソダサ7分丈(※たぶん時代です)穿いて北海道でぴょんぴょん踊ってたときから13年。大人っぽい装いで、身に染みついて身から自然に出る振り、一つ一つの動作を丁寧に置くようなダンス、だからこそなお抑えきれない恋の喜びがぱっと咲いて、動くたびにぽこぽこお花がこぼれるみたいで、春の擬人化だった。
実はわたし初めて野崎さんとしゃべったオン特のあと、名前呼ばれたの嬉しくて恋サーでひとつ簡単な動画作ったことある(ピュア!)。
「あなたが名前を呼ぶそれだけで宙へ浮かぶ」、ほんとそうだね。これを推し側から言ってもらえる(言ってはいません)ってとても幸せだ。今思えばここが下半期のイルミラクルツアーの感想にも効いてきていた。
2部は『ダブルラリアット』。ごめんなさいわたしこれ知らなくて初見だったんだけど、めーーーちゃくちゃよかった。
2022年の聖誕で見た『ニア』のあの光を思い出していました。あれから1年、めせもあはメンバーの卒業発表や武道館公演達成などいろんなことがあったけど、それでも手首を掴んでグッと引き上げてくれる強烈な眩しさが野崎さんのダンスにはあって、わたしもずっとこの手を掴んでいようと思った。「側にい(させ)てください」。
で、なんだっけ、あ、そう、↑この感想をギュッとしたら「茶推しと野崎さんの相思相愛を感じた」になったよーって話でした。対話を感じたライブだったよーって。急に雑に仕舞うやん。
野崎さんってオタクのことよく見てくれて(物理的に見てるというよりは様子を気にかけているという意味での「見る」)、受け止めてくれて、それってありがたいなぁって思う。オタクの好きに対して過度に謙遜せず、「じゃあwin-winってことで」って尊重してくれるのが嬉しい。
でも当然推しに尋ねられてこれを当意即妙簡潔に打ち返せるわけないから結局このオン特ではしどろもどろ支離滅裂にアレコレ言いつつ一旦社に持ち帰ったよね〜☝️
余談ですが野崎さんが大小問わずステージで目つぶってられる・停止してられるのすごい胆力だなといつも思います。個人の素養なのかこれまでの積み重ねに起因するのかはわかりまへん。
その他の出来事
・友達としゃぼん玉で遊んだ🥳🫧
・ぬいがやってきたことにより旅が賑やかになった
5月
卒業予定の白服さん・進退考え中の二番くんとにーちゃんがお休みに入り、〈継続確定メンバー+卒業予定のげるたん〉という「仮の姿」の6人体制で始まったツアー・ロクブンノキュウ。
実は武道館の直後に6人がテレビで披露した『Love!×2 Chu!×2 Yeah!!×3』を見たとき、「あ、わたしロクブンノキュウ頑張れないかもしれない」って不安がよぎりました。パフォーマンスがどうこうではなく単にわたしの気持ちが追いついてなかったという完全なる受け取り手の問題。あ、ここ二番くんの歌割り、あ、ここ普段なら兄とあおいくんが暴れてるところ、って間違い探ししちゃった。違いはあれど間違いではないのに。
そんな不安を隠し持ちながら行ったロクブンノキュウ神奈川ね、
めっっっちゃ楽しかった。
看板に偽り無し、それぞれが1.5倍の力を出して見せるめせもあのステージ。足りなさを感じない。6人とオタクの、絶対に今とこれからを「大丈夫にする」という気迫の応酬。ライブを「見た」のではなくライブを「いっしょに作った」。
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で心に残っているセリフがあります。主人公みくり(ガッキー)のお母さん(富田靖子)が言った
「運命の相手ってよく言うけど、わたしそんなのいないと思うのよ。運命の相手に、"する"の。」
ロクブンノキュウでこの「する」の概念をふと思い出した。
9人が今6人、半年後はもしかしたら5人、それって単純にめちゃくちゃ大変なこと。9人前提で作られてきたものを5人でやるとなれば構成を作り直してほぼ全部新曲みたいなもの、1人の担う部分が2倍になって、やっぱりどうしてもできないこと・難しくなることっていうのは当然出てくると思う。誰も同じじゃないから。体は一つだから。でもそれを大丈夫に「する」んだな、彼らと私たちで。「する」を始めるツアーなんだ。
推しがめちゃくちゃ楽しそうな顔で踊ってさ、いい顔でお客さんを見てるの。前よりもっともっと君が近く見える。武道館以降、野崎さん明らかにパワーアップしたよね?みなぎって弾けてた。この人まだまだ成長しちゃうんだ。その度に何度も好きになるよ。この人となら大丈夫にしていける。
ロクブンノキュウで見たもの感じたものが2023年のわたしの背骨としてあり続けていた。
その他の出来事
・ついにミシンを購入し人生を豊かにしてしまった。まじでこれは人生の買ってよかったものランキング入ります。ものづくりのフッ軽になる。才能が爆発して自分のニーズと好みを99%取り入れたものが手に入る(マイナス1%は技術力による限界)。コスパ最強。睡眠時間は減る。ちょっとね。
6月
2月に対する後悔が一切ない。
2月、東京日本橋、武道館前最後でにーちゃん活動休止前最後の特典会。「念のためね、」の前置きをして押し付けた本音「来年もアイドル続けてほしい」。さらっと言うつもりだったのに涙声になってしまった。気づかれてませんように。そのあといっしょにバーミヤンのメニュー見てどれ食べたいか言い合ったので上書きされてますように。
6月28日、二番くんとにーちゃんの卒業発表。
2023年は閏年だから6月28日が存在しないらしい。ってくらいこの日の記憶が朧げなんだけど、その日のツイートをぎゅっとすると「冷静だけどとりあえずアテもなく外1時間歩いたら腕が冷えた。冷静だけど後生だから新衣装でにーちゃんは二の腕を出せ。冷静だけど何を言えばいいかはわからない。」みたいな感じだった。二の腕は出せ。
覚えてるのは「あ、2月の特典会でちゃんと『アイドル続けてほしい』って言ってよかった」と思ったこと。聞き分けのいいふりをして「兄の納得のいく選択をしてね」みたいな借り物の言葉をかけなくてよかった。これは謙虚さと信頼だよ。どんな選択も生半可な気持ちでできるものではないでしょう。
まぁ決められた以上当然これからを10000%応援はするけど、とはいえわたしは正直に寂しがって正直に惜しんで正直に駄々をこねることにした!おにぎりの君すまんな、わたしはイイコじゃないんだ。「元アイドル」ではなく「惜しまれつつ去った元アイドル」になってくれ。
触れるタイミング逃したけど画像のバービーはロクブンノキュウ宮城公演のライブハウスにいた子です。
7月
国勢調査みたいな話なんだけど、わたし毎年誕生日である7月9日にプロフ帳(平成女児アイテム)を書いてて、自分の好きなものやらなんやらを定点観測してるんです。でもそれが2023年は欠番になっている。なぜか。
動画編集に追われててそれどころじゃなかった!!!!!!!!
『イイコノママデ』の踊ってみたをどうしても2023年7月13日(にーちゃんの誕生日)に出したくてそのための振り入れや背景映像の編集を6月中旬から始めたんだけど、その途中で前述のとおり兄の卒業発表されて、いやそれ抱えたままイイコの歌詞に向き合い続けるのメンタル屈強すぎるだろ。筆の乗らない日々もありながら7月12日の27時過ぎに撮影終わって(もう7月13日の早朝と呼ぶのが判例通説)、そこから再編集して、数時間後には兄聖誕のために飛行機乗らなきゃだから荷造りして〜とまぁギリギリもギリギリですわ。
そんなドタバタを乗り越えて見た兄聖誕はね、わたしずっと泣いてた。怒りで。わはははは
1部の2曲目『ねぇ』を聴いた瞬間「兄が帰ってきた…🥲ツーー」と涙が溢れてきて、でもしおらしく泣いたのはそこだけで、そのあとずっと「いやこんだけ楽しそうに歌っといてアイドル辞めるって何?音楽から足洗えると思ってんの?これだけ音楽と相思相愛なのに?カタギになろうったってそうはいかんぞオラ」ってブチギレて泣いてたwwwwww
なーーーーにが「思い出すのは君の歌 会話よりも鮮明だ」「ギター持ってる君がいた」「どこに行ってしまったの」じゃいこっちのセリフだよタコ助こちらが卒業後に兄のこと思って寂しくなったとき兄の声でその感情なぞられるやんけ抜けないトゲを刺していくなバカタレこれ以上好きになりたくないんだってばどつき回すぞ(Chu!かわいくないオタクでごめん🥺)
間奏で一人一人の顔を目に焼き付けるように客席を見つめる顔、今でも鮮明に思い出せる。
「ありきたりな表現でいいからあなたの言葉が聞きたい」こんなに優しく、
「兄推しがピンクににーちゃんの姿を重ねるように、僕にとってピンクは兄推しの色でした」こんなに愛してくれてありがとう。
まぁ要約すると怒りすぎて泣いた聖誕祭なんですけどね。ふんっ😤
で7月これで終わらないんだよね。長くなってきたのでここで区切って前後編にしよ……後編書き終わる頃にはもう一回年が明けるかもしれない…一旦CMです